2007年08月13日

60億人の食糧争奪戦



■目次

第1章 マルサスの悪魔がやってくる―逼迫する食糧市場(資源の次は、食糧が危ない;穀物市場は「薄いマーケット」 ほか)

第2章 飽食の時代とそのわな―「爆食」中国の幾何級数的インパクト(アジア食糧事情の多様化と脆弱性;中国が四千六百億個の卵を食べる日 ほか)

第3章 脅かされる大地―荒れ狂う環境と水不足の時代(再生可能な食糧資源が有限に;使える水の力で国力が変わる ほか)

第4章 高まる食卓への不安―食品に混入する「異物」(狂牛病はなぜ発生したのか;遺伝子組み換え作物(GMO)はサイエンス、テクノロジー、そしてインダストリーになった ほか)

第5章 立ち遅れるなニッポン―争奪戦から取り残されないために(自給率40%から45%への施策;「くっつく農業」と「離れる農業」 ほか)



本書は、人口・食糧生産・工業生産・資源の消費・汚染物質の排出などの客観的なデータをもとにした提言を行っている良書です。

世界の食糧問題を考えるときに、大きく3つの問題が当面課題となるそうです。

それは・・・

@「飽食を続ける3億人のアメリカ人の胃袋」をどうするか?

A「食物の美味しさに目覚めた13億人の中国人の胃袋」をどうするか?

B「穀物から燃料(エタノール)をつくる新たな需要」をどうするか?

の三つだそうです。


@は、アメリカに限らず、日本もあてはまりますよね。

Aは、かなり以前から指摘されていましたが、中国13億人の食生活の変化が世界に与えるインパクトは想像以上に大きいでしょう。

Bは、最近、代替燃料としてのバイオエタノールが世界で注目され、原料となるキャッサバやサトウキビなどに畑地がどんどん転作されている状況が世界のあちこちの穀倉地帯で加速しているようです。
また、トウモロコシなども従来の食用に回らず、エタノール原料に利用されることから価格高騰の現象がおきているようです。


食糧問題と言えば、昔は人口爆発とか、人口問題と対で語られることが多かった気がしますが、
ことはそんなに単純ではなく、極論すれば”世界の資源問題”と言えるのかも知れませんね。


一国だけで解決できることではありませんし、ましてわたしたち一般庶民にはどうすることもできないのかも知れません。

でも、現実を知ることは、私たちひとりひとりの意識を変えるきっかけになり得るでしょうし。
ひとりひとりの意識変革から、未来は作られていくものだと思います。

たまにはこのような少々硬い書籍を読んで、身近な”食”から世界の将来に想いを馳せるのも良いのではないでしょうか?

夏休みの一冊にいかがですか?




posted by Nick at 21:53 | Comment(0) | TrackBack(1) | 食糧問題
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